政府、民主パプア党をテロ組織指定

 政府は8日、イリアンジャヤ全域で活動する民主パプア党(PPD)とその関連組織をテロ組織に指定した。

 民主パプア党は先月施行された反分離主義法に基づき解散命令が出されるも、これに抵抗。一部の支持者と共に蜂起のような形で武装警察に対抗した。民主パプア党本部のある中部パプア州ティミカから、一時イリアンジャヤ全域にこの騒動は飛び火したものの、現在はほとんど武装警察によって鎮圧されている。

 政府は民主パプア党のテロ指定を提案し、これが8日、議会で可決された。これにより、構成員であることを理由にした逮捕や国家機関による常時の監視等、様々な抑制が可能となる。政府によると、この騒動は大きいものがほとんど鎮圧され、現在は「残党狩り」のような状態である。

 マフムド・チャイダール主席報道官は「イリアンジャヤに自由と正義がやってくるのももう少し。これまでインドネシア人を弾圧してきた人種差別的な分離主義者は、もう少しでいなくなる。私達は、イリアンジャヤ地域の国民の声を聞き入れ、そしてその解決に成功した」と今回の制圧に関する政府の功績をアピールした。

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