フェテラン三番通りの封鎖を発表「安全上の懸念の指摘」

マフムド・チャイダール主席報道官

 マフムド・チャイダール主席報道官は10日、ジャカルタ中心部のフェテラン三番通り(veteran iii)を永久的に封鎖することを発表した。フェテラン通りは文字通りベテラン、つまり独立戦争を戦い抜いた退役軍人を記念する名前で、独立宮殿周辺の通りの名称である。フェテラン三番通りはその中でも独立宮殿側と最高大法院を東西に分ける、政府機関を貫いた形となっており、首相に最も近づける通りと呼ばれていた。

 マフムド・チャイダール主席報道官は首相と大臣の決定に伴い、フェテラン三番通りを永久的に封鎖し、独立宮殿の敷地として接収することを発表した。チャイダール報道官は「様々な有識者や情報将校から、この通りの立地上の危険性は度々指摘されていた。この通りからどこかに繋がる入り口や人家はなく、封鎖しないことによるデメリットの方が上回ったと判断した。今後この通りには恒久的な柵がすぐに設けられるだろう。今回の大臣の決定によって、独立宮殿の東西は統一される」と発表した。

 記者からは独立宮殿を分割する第二の道である“フェテラン二番通り”についての質問が相次いだ。フェテラン二番通りは独立宮殿側と国軍総司令部を分割する通りだ。チャイダール報道官は「この通りについてももちろん把握しているが、この通りは三番通りとは異なり、人家や店舗が立ち並んでいる。将来的な統一は望ましいが、無理をする現状ではないことは明白だ」と、現状ではこの通りを封鎖する予定はないと明言した。

 フェテラン三番通りは元来独立宮殿の内部として封鎖されている。

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